クラミジアなどの性病で「口臭」がきつくなるってほんと!?

膣の中と口の中はどちらも暖かく湿っており、外とつながっているため、似たような常在菌が多く存在します。そのため、性感染症をおこす病原体の多くが、のどの粘膜にも感染できるのです。時に、口に感染した病原体が、口臭の原因になっているかもしれません。

口臭を起こす性感染症の病原菌は?

口も膣も粘膜でできており、湿っていて暖かいため、性器に感染できる病原体はオーラルセックス(フェラチオやクンニリングス)を通じて、口の中にも感染しやすいと考えられています。

口の中にも感染する細菌やウイルスは、
・クラミジア
・淋菌
・性器ヘルペス
・尖圭コンジローマ
・トリコモナス症
・梅毒
が挙げられます。

クラミジアや淋菌、梅毒など、性感染症のメジャーな病原体のほとんどが口の中にも感染できることが分かりますよね。

性病で口臭がする理由とは?

性感染症で口臭を引き起こす原因は、主に「口の中の環境変化」「病原体自体のにおい」の2つがあります。

クラミジアや淋菌はのどの奥に感染し、咽頭炎や扁桃炎を起こすことがあります。クラミジアや淋菌特有の口臭があるわけではなく、扁桃炎や咽頭炎による口腔内の環境の変化によって口臭がします。例えば、扁桃炎では、扁桃組織の凸凹に雑菌が溜まって独特の口臭を生じます。

さらに、クラミジアや淋菌は咽頭や扁桃に感染しても症状が軽いことも多く、感染に気がつかずに慢性的な炎症をほっておくと、口の中で雑菌が増えて口臭の原因となります。慢性的な咽頭炎、扁桃炎がある人は一度性感染症を調べてもらうとよいかもしれません。

一方で、トリコモナス原虫による感染症では、「魚のくさったにおい」とも表現されるように、トリコモナス独特のにおいがあります。膣に感染した場合も同様のにおいがします。

原因のよく分からない口臭がなかなか治らない場合で、オーラルセックスの経験がある人は、一度性感染症の検査をしてみることをお勧めします。